50年めの大きな玉ねぎ #13-1 金沢青春篇 第一話

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金沢青春篇
はじまり
はじまり
‼️

 【金沢青春篇①】

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山田金沢1−1−2枠なし600 山田金沢1−1−3枠なし600 山田金沢1−1−4枠なし600
山田金沢1−2−1枠なし600山田金沢1−2−2枠なし600山田金沢1−2−3−1『』枠なし600


山田金沢1−2−3−2枠なし
山田金沢1−2−4枠なし600
山田金沢1−3−1枠なし600
山田金沢1−3−2−1−1枠なし

山田金沢1−3−2−2枠なし

山田金沢1−3−3枠なし600
山田金沢1−3−4枠なし

つづく
漫画のみ読みたい方は

大変遅くなってしまいましたが
山田守マンガ、19歳から23歳まで

大正2年から6年まで
青春篇を
お届けしたいと思います!

金沢での出来事は
資料で残されたものが少ないのですが、

建築的な話題で言うと、
ここでも絵を描きまくっていたそうで、

その画力が
のちの曲線を多用するデザインを支えたのではないか?

ということと、

ここで、
洋画の展覧会を主催した経験
後の
日本初の建築運動とされる
分離派建築会の活動につながっていったのでは?

ということを描いてみたいです。

また、
人間ドラマ的には
祖母の例のテープで
語られていた

祖母との出会いの様子など・・・・

事実を元にしながら
マンガチックに脚色してはおりますが、


近代建築家が
生身の人間として
どのように生きていたか、

その周囲の人が
どんな影響を与えていたか、

などをご覧になって、
建物をつくった人々に
少しでも
親しみを持っていただけたら光栄です

【50玉建築散歩】

現・石川四高記念文化交流館
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東京に長年住んだ上で
金沢の街に出かけると、
大震災も戦禍も無かったという場所には
こんなにも歴史が保存されているのか!と
とても心を動かされます

この建物も祖父が過ごしていた大正期から
ほとんど変わらす保存されて
いるのではないでしょうか・・・

政府に雇われた外国人の手ではなく、
大学で正規の西洋建築の教育を受けた
日本人建築家の作品
としては、
全国で最古の現存例に属する(「石川県の文化財」)
そうですが、

窓の上の白レンガの模様や、
内装の美しさ、
階段の模様に四高のマークが
あしらわれているなど

可愛らしさのあるデザインは
今見ても古めかしさを
感じません。

祖父が滞在していた頃
金沢は
東京大阪名古屋に次ぐ
大きな都市だったそうで、

加賀藩の奨励した
工芸の伝統もあってか
大正浪漫の美しさが花開きつつある
場所でした。

また、美人が多いことも有名で、
竹久夢二の奥さんは
金沢滞在時、
街に美人が多いので
夢二を一人で外出させたがらなかったとか。(笑)

そんな素敵な場所であった金沢から
祖父は
何を吸収していったのでしょうか?

マンガ内で山田守がかぶってふざけている
夏帽
後列右側の友人がかぶっているものを
描いてみました。
当時の制服はモノも良さそうでお洒落ですね。

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ちなみに山田守は前列左端。
その隣にいる友達は、大垣中から同じく一浪し、
一緒に四高に通った友人だそうです。

次の更新に続きます!
11月18日(日曜)更新予定です