50年めの大きな玉ねぎ #6「本篇をはじめるにあたって プロローグ」

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山田守の生涯の話に入らず

すみません

と言うのも、
本篇を描く前に
どうしても

向井覺氏について

書いておきたかったのです。
向井先生は 
 
旧制四高・東大建築学科・戦時に海軍を経て
 
祖父が戦後どさくさ期に創立した
通信建設工業に入社。
その後祖父の紹介もあり逓信省に入省。
電電公社を経て独立し、
建設会社の社長を務めた
 
という経歴の方です。
 
 
とても誠実なお人柄で、
祖父は『後輩にして同志』と

人に紹介するなど、

随分頼りにさせて

いただいたのではないでしょうか。

向井氏は晩年に
きちょうめんな調査を重ねて
主に逓信省の建築家の
評伝

いくつも残してくださいました。

夭折した天才肌の岩本禄氏、
 
静謐な作風が祖父とよく対比される吉田鉄郎
そして祖父の書籍。
祖父の本については、
評伝だけでなく
ばらばらのままになっていた
ヨーロッパ出張での出来事
を書いた

祖母宛の手紙

一冊にまとめてくださったり
(コルビジェに会いに行ったときのことなどが書かれています)
趣味で書いていた

俳句

をまとめてくださったり…

それらの本・資料が
祖父の死後に生まれ、
祖父の姿を直接知らない孫の私に
祖母のテープとともに
沢山のことを
伝えてくださいました
その事を

この場を借りて
故・向井覺 先生に
 
厚く御礼申し上げます
※6コマめで
Y子の脳裏によぎった疑問については
本篇の中でおいおい
語っていきたいと思います
※守祖父の 酒の席での珍談奇談
一部では有名で、これも描いてて楽しい分野(笑)
また描きたいと思います
 
尚、祖父の名誉のために
申し上げるならば、
 
酒はむしろ弱い方で、
家庭ではあまり呑まず
 
酒の席での珍談を
家族は他人から聞くことが主だったとか。
 
なので、
酒乱のたぐいというより
 
旧制高校の乱痴気さわぎ
名残
仕事の鬱憤晴らしに 
やっていたような感じなのかなあ・・・
と思ったりしています
 
描いてて楽しい
守一人ストーム・・・
向井先生、すいません!
では、次の更新より
いよいよ山田守の生い立ち・

岐阜の話にまいります!

向井覺氏の著書の数々

手紙集と句集は非売品だったようです

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