
近代建築のパイオニア
と
言っていただくことが
多いのですが、
とにかく
西洋にしか前例のない
コンクリート・鉄・ガラス
を使った
建物をつくるために
色々な知識を
一生涯かけて
インプットし続けた
人でもあったようです。
祖父が影響を受けたものは
建築からのみならず
絵画、俳句、哲学、園芸・・・
多岐にわたっていて、
それを追うのも
また
なかなか面白い
もののようなのですが、
人生の初期を過ごした
なんと
晩年につくった
京都タワーと
武道館
の
原風景?
と感じさせられる風景に
出会えたことに
★
若い頃の祖父は
「汚い山田さん」と
祖母の家の女中さんにまで
からかわれるほど
身の回りに無頓着な人でしたが
丸善で揃えた本のコレクションだけは
とても立派だったそうです
そのような西洋の本から
刺激を受けた
若い頃の作品↓は
非常にモダンで
西洋視察後↓
戦後↓
と、
このような作風の建物を
次々作っていた
ところに
最後いきなり↓
こうなので、
その飛躍は
当時の識者に
驚かれたようですし、
孫の私も
長年不思議に
思っておりました。
しかし、
武道館建設の
4年ほど前に手がけた
野田郷土博物館
の設計過程で
ある人との出会いが
自分の中にある
日本の風土
というものにも
ということが、
そして、
欧州から帰った時
「こういうものをつくりたい」と
語っていた決意や、
全てが集約して
いった結果
武道館の
大胆なあの形が
ほとばしり出るように
生まれたのではないか?
と いう
一つの推論が
私の中に
生まれてきたのでありました・・・
★
その出会いのところまで
書くのは
長い道のりになりそうですが
パソコン環境も一新し
また気持ちも新たに
頑張ります
今年も
よろしくお願いいたします
取材協力 岐阜県立 大垣北高校
貴重な資料を